外野手不足に悩むオリックスが18日、西武赤田将吾外野手(29)の緊急補強を発表した。阿部真宏内野手(31)との1対1トレード。2月5日には小瀬浩之外野手(享年24)が転落死する事故があっただけに、キャンプ中盤で、しかも同一リーグ相手という異例のトレードとなった。

 この日午後に高知入りした岡田監督は、赤田について「足も速いし、スイッチ(打者)。嫌なタイプで2番も打てる」と、大きな期待感を口にした。オリックスは右翼に期待していた小瀬さんの急死もあり、守備力のある外野手を求めていた。岡田監督は、数日前にトレードの打診を受けた際、即諾。前日に正式決定したといい「この時期、こんなにうまくいくとは。(戦力的に)助かった」と話した。赤田も「彼(小瀬さん)の分までやっていけたら」と、すでに気持ちを切り替えていた。

 [2010年2月19日7時56分

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