助っ人右腕が中継ぎ候補に名乗りを上げた。日本ハム新外国人のブライアン・ウルフ投手(29=ブルージェイズ)が22日、名護キャンプで初めて打者を相手に投球した。打撃投手を務め3人に対して36球を投げ、安打性の当たりは1本。首脳陣からも高評価を得た。

 190センチ、104キロの体同様、投球でも存在感を示した。中田、陽、村田の3人を相手に直球やカットボールなど全球種を確認。「まだ80%くらい」と手探りながら、外国人特有の打者の手元でゆれる球を操った。36球のうち安打性の当たりは、陽の1本だけ。梨田監督は「コントロールはブルペンよりもいい。球も重そうだし、中継ぎになると思う」と及第点を与えた。

 登板予定の27日楽天とのオープン戦(名護)で、クイック動作なども確認する。昨季メジャーで中継ぎとして14試合に登板の右腕は「打者がどうではなく、しっかりコントロールできれば抑えられると思う」と自信をのぞかせた。

 [2010年2月23日9時27分

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