<西武2-13ロッテ>◇22日◇西武ドーム

 13失点で大敗した西武渡辺久信監督(44)は試合後、「ヒット16本のうち12本が追い込んでから。こんな攻め方をしていてはダメ。バッテリーに問題がある」と苦言を呈した。3回5失点でKOされた先発岸は、6安打のうち5本が追い込んでから。3回、福浦の2ランはカウント2-0から5球目の真ん中チェンジアップを痛打され「直前にファウルされた球も甘かった」とガックリ。肝心な勝負球がことごとく甘く入った。

 流れを変えようと、渡辺監督は4回からバッテリーごと交代させた。1打席も立っていなかった細川に代打を送る荒療治で奮起を促した打線も、唐川の前に沈黙。甲子園では、母校の前橋工も敗れ「残念だけど、しょうがないね」。二重の悲しみを背負って帰りの車に乗り込んだ。

 [2010年3月23日8時4分

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