サタデー・ジョーがやってくる!

 阪神城島健司捕手(33)が、ゲンのいい土曜日に豪快弾をかっ飛ばす。横浜戦が雨天中止となった16日、横浜スタジアムで練習。開幕から3週連続で本塁打を放っている土曜日を前に「いいデータはほしいよね」と、サタデー弾の続行に意欲を見せた。前カードの巨人3連戦は10打数1安打に終わっただけに、今週もハッピーサタデーで盛り返す。

 城島が、目尻にしわを寄せて笑った。雨天中止となったこの日、最低気温4度と冷え込んだ横浜での練習。開幕から土曜日に本塁打を続けていることを聞かれて「いいデータはほしいよね」と声をはずませた。仕切り直しの17日はサタデー弾を継続する覚悟だ。

 虎の新しい名物になるかもしれない。城島が放った3本塁打はすべて土曜日。しかもその中身もすごい。3月27日横浜戦は延長11回のサヨナラ弾、4月3日中日戦は昨季最最優秀防御率の左腕チェンから一発。極め付きは同10日ヤクルト戦。甲子園のバックスクリーンに満塁弾をぶっ放した。

 ただゲンがいいだけで、バットを振り回したりはしない。前カードの巨人3連戦は10打数1安打に終わって打率は2割4分6厘。「クソ打率ですよ。打率が悪いとやっぱり気分が悪いでしょう。ただ一番大切なのは調子が悪いことを自分で認識することです」。いい当たりが野手の正面をつく場面もあったが「それは打つポイントが悪いから。(不運で)しょうがないといっていたら進歩はない」。

 打撃の修正は「城島スタイル」で行う。一般的に打撃不振のバッターは好調時のVTRを見て調整することが多い。しかし城島は4打数1安打、5打数1安打のゲーム映像を見るという。「全部ヒットみたいなビデオを見ると気分はいいけど、普段は絶対にそうじゃないから」。1年間に数えるしかやってこない絶好調時ではなく、圧倒的に多い日常の自分を参考にする。

 この日は雨天中止に「これで練習日が1日増える。おれはそんなに練習が好きじゃないのに!」とおどけたジョー。ただ日々のチェックを怠らない姿勢が4週連発の「サタデー弾」につながれば、横浜粉砕はグッと近づく。【益田一弘】

 [2010年4月17日11時30分

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