“7回の男”がやってきた!

 ロッテから移籍した阪神川崎雄介投手(28)が16日、1軍に合流した。

 「ビックリしました。絶好調という訳じゃないけど、持っているモノを出せるようにしたい」。08年のパ・リーグ最優秀中継ぎ投手は虎デビューで、7回を抑えるセットアッパーを期待される。

 6日に金銭トレードが発表され、まだ2軍戦1試合に登板したばかり。移籍10日後に急ピッチでの昇格は大きな期待の表れだ。前日15日に1軍昇格を言い渡された。この日は降雨の横浜スタジアムでキャッチボール、ダッシュなどの調整を行った。

 チームは左の中継ぎが不足している。軸と期待された江草は不調で2軍降格。10試合登板とフル回転する筒井は2戦連続で失点。先発から配置転換された小嶋は結果を残せず、この日1軍登録を抹消された。

 右腕もメッセンジャーの調子が上がらず、西村は前日15日巨人戦で今季初失点。8回を任される久保田、守護神藤川も登板過多といえるだけに、川崎は救世主の期待がかかる。

 この日は横浜戦が雨天中止となったため、17日に1軍登録される見込み。実はロッテ時代の08、09年の2年間、日本ハム時代のスレッジ(現横浜)を4打数無安打と完ぺきに抑えている。「長打があるので、踏み込ませないようにしたい」。最初は楽な展開での起用が濃厚だが、スレッジキラーとしてもやる気は十分だ。山口投手コーチはカンフル剤としての期待感を「言うまでもない」と表現。虎のキーパーソンになりそうだ。【佐井陽介】

 [2010年4月17日11時23分

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