<横浜5-4広島>◇5日◇横浜

 横浜清水直行投手(34)がロッテ時代からの広島戦の連勝を5に伸ばした。不運な当たりもあって6回4失点と、満足いく結果ではなかったが、味方打線に守られた。「あまり得意不得意はつくりたくない。連勝も言われるまで気づきませんでした」。自然体で投げた結果だった。

 前回、4月29日の対戦で天谷の打球が右ひざを直撃。首脳陣も今回の先発をギリギリまで悩んだ。最終的に決断したのは、前日の4日、バント処理の練習を無難にこなしたのを確認してからだった。「タメがつくれなかったり、沈みこめなかったり影響はあるとは思うけど、投げられましたから」と手探りでの登板ながら、なんとか粘れた。

 この日も天谷の打球が左手首に当たった。「今季5カ所目」と当たった場所を数えた。「外が甘くなると打球は投手に返ってくる。これ以上当たりたくないので気をつけます」。宝くじならありがたいが、打球はもう勘弁という清水だった。

 [2010年5月6日9時23分

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