右足内転筋痛で2軍調整中のソフトバンクのデニス・ホールトン投手(30)が、早期1軍復帰へ向け順調な仕上がりを見せている。

 これまで福岡市の西戸崎合宿所や雁の巣球場で黙々とリハビリを行ってきた。5月21日の出場選手登録抹消後、今週にも初のブルペン入りができるまでに回復している。まず7割程度の力で、約50球を投げ込むという。「調整はややスローだが、ここまで順調に来ている。様子を見ながらどこかでブルペンに入るよ。(先のことは)まず投げてから」と気合十分だ。

 5月19日の阪神との交流戦で負傷。「全治3週間」の診断で登録を抹消された。今季5勝右腕が復活すれば、先発ローテーションに余裕ができる。「出来る限り早く(1軍に)上がりたいね」。頼もしい「右の柱」の復帰が、いよいよ近づいてきた。

 [2010年6月15日11時19分

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