アニキの代役は頼んだ!

 阪神林威助外野手(31)が左翼でのスタメン出場を猛アピールした。16日、甲子園で行われたシート打撃で、左腕筒井から左前に流し打った。13日のロッテ戦では、4打数4安打3打点と大爆発。この日は3打数1安打に終わったが、好調をキープしている。「そんなこと言ってもらえる立場じゃない。精いっぱいやるだけです」。練習後には神妙な言葉で意気込みを語ったが、それには理由がある。

 15日にフルイニング出場の世界記録がギネス認定され、金本が記者会見に臨んだ。その席上で思わぬ指名を受けた。「林ちゃんも調子がよくて、ゆっくりしてくださいということなので、もう少し時間がかかるかな」。主砲はまだ右肩に不安があり、18日からの横浜戦(横浜)は代打での出場が濃厚。代わって、林が抜てきされる可能性は高い。金本の言葉は激励の思いがこもっていて、左のパワーヒッターとして先発出場のお墨付きをもらったようなものだ。

 もちろん、浮かれるわけにはいかない。今季はキャンプ中に不振に陥り、開幕を2軍で迎えた。6日の1軍昇格でチャンスが巡ってきたばかり。そんなこと言ってもらえる立場じゃない-。無心でアニキの代役を務めるだけだ。

 [2010年6月17日10時24分

 紙面から]ソーシャルブックマーク