日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)が17日、口蹄(こうてい)疫の感染被害が深刻な宮崎県の支援に乗り出すことを発表した。次回登板試合から、今季終了まで1アウトを奪うごとに3万円ずつを寄付する。総額1000万円前後が見込まれる、心温まる計画だ。女優などで活躍していた紗栄子夫人(23)の出身地で、オフの自主トレ先。思い入れある地へ、復興のエネルギーを注入する。
かねて温めていたプランを、神妙に明かした。
ダルビッシュ
宮崎の人たちには、いつもお世話になっている。ファーム(農場)の人にとっては牛や豚は、自分の子供みたいなもんですから…。何とか力になれたら。
宮崎は08年1月を皮切りに毎年、オフの自主トレの拠点にしている。07年11月には北京五輪アジア予選、09年2月のWBCでは日本代表として合宿にも参加した。自分自身が進化するための足場にもなった場所。紗栄子夫人はすでに300万円を寄付しているが、ダルビッシュも個人でバックアップするプランを考えており、実行が決まった。
特大の恩返しになりそうだ。今季は12試合に先発し、仮に、基本の中6日の登板間隔でシーズン終了までフル稼働すれば、あと14試合に先発可能になる。今季は12試合に先発し、1試合平均7・8イニング。8回を投げる計算でいけば、1試合24アウトで72万円で、合計1008万円の高額支援が実現する。「いつも(の登板時)はそんなことは考えないですけれどアウト1つで3万円なんですからね」と新たなモチベーションにし、再スタートする。
リーグ戦再開後の初登板は、19日オリックス戦(京セラドーム)を予定。失意に沈む宮崎への思いを右腕に乗せ、マウンドへ向かう。
[2010年6月18日11時9分
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