<日本ハム10-4ロッテ>◇26日◇札幌ドーム

 日本ハム稲葉篤紀外野手(37)が打の主役だった。1回の先制打に続き、2回には走者一掃の中越え二塁打で計4打点。「昨日は僕が打てなくて(小谷野)栄一が打ってくれて、今日は(森本)ひちょりが打てなくて僕が打てました」。お立ち台で、笑いを誘いながら声を弾ませた。

 25日は小谷野、糸井が計6安打7打点の中、稲葉は2安打も中軸でただ1人、打点がなかった。この日は左腕マーフィーの連勝を止めるとともに、そんな前夜の“寂しさ”を解消。「助け合いがいい方向に出ている」。主将としてチーム力の充実に手応えを感じていた。

 ヒーローインタビュー中、5位浮上について場内から拍手を浴びたが「まだ最下位脱出ですよ。その拍手は取っておいてください」と、高らかに反攻宣言。「明日はひちょりがやってくれます」。3連勝に向け、打線の日替わりヒーローの指名も行っていた。

 [2010年6月27日10時59分

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