<楽天5-11日本ハム>◇4日◇Kスタ宮城
固執した采配が、土壇場でさえた。日本ハム梨田昌孝監督(56)が同点の9回、小技の連続攻撃でビッグイニングを演出した。無死一塁から好調糸井に犠打。野選を誘い一、二塁とし、坪井にも犠打。そこまで3度失敗していた送りバントを実直に敢行し、大量6点の伏線をつくった。拙攻続きでフラストレーションが募ったが、最後に解消。「野球の面白さが出たね」と会心の高笑いだ。
開幕から79試合目で初の貯金1。長い泥沼は、攻守のミスの連鎖が1つの要因だった。この日も鶴岡が2度、陽が1度のバント失敗と同じようなシーンに直面したが、ぶれない。強行策に頼らない、今季の攻撃コンセプトを貫いた。「守りのミスもあったしね。でも野球にミスは付きもの」とさらりと流し、白星へと向かった。上位猛追への強い意思表示のような、粘着タクトだった。
[2010年7月5日11時32分
紙面から]ソーシャルブックマーク




