先陣はハヤトに任せた。オールスターで全セの指揮を執る巨人原辰徳監督(51)が5日、第1戦(23日、福岡ヤフードーム)の1番打者に巨人坂本を指名した。監督推薦選手も発表され、そうそうたる陣容が整ったが、自軍でも不動のリードオフマンを全セ打線のトップに据える。

 指揮官に迷いはなかった。ヤクルト青木、広島東出、阪神マートンら1番打者の経験がある好選手がそろう中、「1番坂本」を明言した。同時に第1戦の先発には、坂本と同い年の広島前田健を指名。監督推薦では巨人東野、中日浅尾、横浜山口らフレッシュな顔触れも選び「力と、これからの若さがある、魅力あるメンバーだと思います」と期待を寄せた。

 巨人はこの日、広島戦のため福島・いわき市入り。巨人が同市で公式戦を行うのは初めてで、到着した泉駅では100人を超える地元ファンの熱烈歓迎を受けた。握手攻めにあった坂本も笑顔。原監督の指名を伝え聞くと「とにかく(球宴を)楽しみたいです」と、昨年に続く1番打者での球宴出場を喜んでいた。【古川真弥】

 [2010年7月6日8時25分

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