<横浜6-3阪神>◇14日◇横浜

 阪神が最下位横浜に痛恨の逆転負けを喫した。真弓明信監督(57)もさすがに厳しい表情で「打つだけじゃなく、走塁ミスもあった。焦りがあるかもしれないが、焦っても何でも勝たないといけないゲームだった」。首位中日を追うどころか、巨人とゲーム差なしに迫られた。

 不運の雨が降った。2回にブラゼルと城島のアーチで2点を先制。しかしその直後に大雨のため、試合は32分間も中断した。この合間に、チームの歯車は狂ってしまった。スタンリッジの乱調に加え、打線も4回以降はゼロ行進。5回には一塁走者の平野がけん制に飛び出しタッチアウト。7回には城島の右飛でタッチアップを試みた鳥谷が本塁憤死。9回2死一、三塁では金本が力なく二ゴロに倒れ、最後の打者になった。

 特に金本の不振は深刻だ。9月に入り、36打数6安打、1打点。打率は1割6分7厘だ。和田打撃コーチも「あれが、本来の姿じゃない。タイミングがずれてるというか、つねに打つというのは難しいのかなあ」と首をひねった。この日はラッキーな内野安打による1安打だけ。あと1本が出ない打線の象徴的な存在になってしまった。

 シーズン終盤の敵地・横浜は嫌な雰囲気が漂う。08年10月10日に村田の逆転3ランで歴史的なV逸が決定。当時とは状況も時期も違うが、トラウマとして残っているのか。9連勝していた相手に、雨の不運も重なった。それでも、そこまで追い詰められたわけではない。「もう1度、締めて、明日からしっかりと戦っていきたい」。真弓監督は力強く言った。【田口真一郎】

 [2010年9月15日8時50分

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