<広島12-4横浜>◇29日◇マツダスタジアム

 建さん、ありがとう!

 広島高橋建投手(41)が29日横浜戦(マツダ)の引退試合に登板した。8回に4番手で登板すると球場中の大きな拍手と歓声で迎えられた。横浜カスティーヨを3球三振に切り、16年間の現役生活に別れを告げた。始球式では愛娘がバッテリーを組み、スタンドでは両親や恩師が見守った。試合後のセレモニーでは、感謝の気持ちをファンに伝えた。高橋の熱いラストメッセージをどうぞ。

 高橋建

 きょうは本当に、夢のような1日をありがとうございました。

 小さなころからあこがれていたプロ野球選手となり、41歳のこの日まで現役でいられました。広島東洋カープの松田オーナーさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。コーチ、選手、裏方さんら素晴らしいスタッフが、僕を支えてくれました。

 そして、41歳まで続けられたことを両親に感謝したいです。丈夫に生んでくれて。オヤジ、おふくろ、本当にありがとう。また、いつも近くで見守ってくれた妻の陽子、娘の優、舞、本当にありがとう。

 そして、ファンのみなさん。今日が最後の日となってしまいましたが、これまで本当にたくさんの喜びをありがとうございました。

 これからは、みなさんファンの方々とともに、プロ野球を、広島東洋カープを応援したいと思います。そして、カープが優勝して、野村監督がマツダスタジアムで宙に舞うことを祈っております。本当に、ありがとうございました。

 [2010年9月30日12時45分

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