ヤクルト青木宣親外野手(28)が、切り込み隊長として安打数の日本新記録樹立&盗塁王を来季目標に掲げた。

 20日、東京・町田市内で野球教室に参加。小川淳司監督(53)が来季は打順を1番に固定する方針でいることについて、「(今年は)開幕から3番の意識だったけど、1番なら1番で自分の中でもやりやすい」と自信をにじませた。

 今季は打率3割5分8厘で首位打者に輝き、日本球界初となる2度目のシーズン200安打を達成。しかし、日本新記録を達成した阪神マートンの214安打には5本、届かなかった。「今年はマートンを抜けなかったので、何としても抜きたいという気持ちはある」。

 今季中盤から固定された1番では、98試合で154安打をマーク。1試合平均1・57本のペースで、これを全144試合で計算すると、マートンの記録を上回る226安打になる。十分に可能性のある数字だ。同時に「1番なら走る意識も持ちたい。走って走って、走りまくりたい」と、06年以来となる盗塁王のタイトルも視野に入れていた。【由本裕貴】

 [2010年11月21日9時13分

 紙面から]ソーシャルブックマーク