阪神南信男球団社長(56)がメジャー移籍を熱望する小林宏之投手(32=ロッテからFA)に「電撃アタック」を仕掛けることを予告した。メジャー移籍を断念した場合、中継ぎ補強に動く方針を固めている。小林宏の代理人はアラン・ニーロ氏で阪神にも太いパイプはある。「メジャーに行くか行かないか、真っ先に教えてもらえるように、代理人に頼んでいる。15日以降になりそうだが、準備はしている」。

 小林宏に対しては、昨年からラブコールを送っている。現時点でまだメジャー球団からの目立った動きはない。メジャー断念という情報が入ったときに、素早く本格交渉に動く構えはある。その時期は1月中旬以降と想定している。今オフの補強はFAで捕手の藤井を獲得したが、例年よりも地味だった。小林宏が最初にして、最後の大型補強。そのときを虎視眈々(たんたん)と狙っている。

 [2011年1月6日11時4分

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