ソフトバンク和田毅投手(29)の初実戦登板が26日のオープン戦・広島戦(福岡ヤフードーム)以降に持ち越す可能性が出てきた。当初は開幕投手の座を争う杉内と21日の紅白戦で投げ合う計画も浮上していたが、高山投手コーチが13日「21日と決めていたけど、今の本人のペースを崩してまで無理やり合わせることはしない」と説明した。

 10日に左肘の張りを訴え、その後は遠投、キャッチボールなどで調整。この日はブルペンで捕手を立たせたまま110球を投げ込んだ。和田のマイペース調整を認めることで、故障のリスクを回避する方向だ。

 12日に規約違反となる「用具改造」と指摘されたグラブをこの日も使用。「アウトと言われた。同じようなグラブはいくらでもあるんだけど」と不満をこぼした。21日が誕生日で練習後にケーキを贈られ少し機嫌を直したMVP左腕。グラブ改良も視野に入れ、マイペースで調整していく。

 [2011年2月14日10時53分

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