日本ハム中田翔内野手(21)が24日、韓国サムスンとの練習試合で、バックスクリーン直撃の2ランを放った。12日の広島戦から8戦5発と好調をキープ。「しっかりとボールを見ることが出来た。差し込まれたけど、わきを締めて打つことができました」と手応え十分だった。

 7回2死一塁、相手は変則フォームで下手投げの李圭大。「アンダースローはあまりやったことがないです。タイミングが取りづらかった」と話したが、内角直球に詰まらされながらも力で押し込んだ。

 試合前のフリー打撃では、いつもの柵越えショーは見られなかった。だが、試合までにしっかりと修正できた点を、梨田監督は褒めた。「今まではダメだったら、その日は全打席ダメだったけどね。応用力、適応力が出てきた」。好不調の波が激しいという、昨年までの欠点も克服しつつある。春季キャンプは今日25日に打ち上げ。「思ったよりも早かった」という言葉が、充実していたことを物語っている。

 [2011年2月25日11時37分

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