守ってもすごいんです!
中日浅尾拓也投手(27)が24日、ゴールデングラブ賞を初受賞した。72年に創設された同賞で先発機会ゼロの投手が受賞するのは初の快挙。救援のみ79試合に登板して防御率0・41。守備機会こそ21度(失策1)しかないが、リーグ優勝に導いた存在感が評価されたようだ。
「欲しくてたまらない賞でした。ただ過去、先発投手が受賞されていたイメージしかなかったので、自分には縁のない賞だと思っていたので…」。
桑田、松坂、ダルビッシュ…。そうそうたる投手が名を連ねるが、救援専門の投手は例がない。この日、オーバーホールのために三重県内の施設を訪れた浅尾は和田、井端らに祝福されて感慨に浸った。
中日では07年川上以来の受賞だが、浅尾にとっては特別な思い入れがあった。5年前の入団会見。セールスポイントを「けん制とフィールディング」と投手としては珍しい“守備力”を挙げた。際どい打球を処理して落合前監督から「あいつだからできたんだ」と絶賛されたこともあった。
「自分が捕れる打球と捕れない打球は線引きしている。今年はそれがしっかりできたんじゃないかと思う」。すでに2年連続の最優秀中継ぎ投手の受賞が決まっている右腕にとっても、胸を張れるタイトル賞となった。【桝井聡】




