プロ野球の守備のベストナインを表彰する「第40回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が21日、都内のホテルで行われた。初受賞の楽天田中将大投手(23)巨人長野久義外野手(27)ら所用で欠席した広島栗原を除く17選手が出席した。
楽天田中が日本ハム・ダルビッシュの「後継者」に、あえて名乗りを上げなかった。ゴールデングラブ賞の表彰式に出席。沢村賞を始めタイトルラッシュの今オフ、表彰納めとなった。前日にレンジャーズの交渉権落札が判明し、尊敬する先輩のメジャー移籍が、また前進。「普通にやれば勝てる投手。一野球ファンとして楽しみです」とエールを送った。
ダルビッシュが抜ける球界を引っ張っていく存在になるはず。本人もそのつもり、ではなかった。「僕は大した選手じゃない」と謙遜。楽天の新人投手には、田中を目標に掲げる選手が多いが「僕なんかを目標にしているようじゃダメ」と繰り返した。理由が田中らしい。「もっともっと、うまくならないといけないから。トータルでレベルアップしたい」。
寂しさもある。「最後に勝っておきたかった」と漏らした。今季は7月20日に投げ合い、ともに完投も1-3で敗れた。足掛け5年で4度ぶつかり、1勝3敗で終わった。「目標というか…、大きな存在でしたね」。気負いはしない。鍛錬を続け、いつか自他とも認める後継者となる。【古川真弥】



