オリックスのドラフト1位安達了一内野手(24=東芝)が、外野にチャレンジすることが23日、分かった。早ければ今日24日からのウエスタン・リーグ、ソフトバンク3連戦中に外野の守備に就く。

 遊撃が本職だが、2月キャンプでは三塁、二塁でもノックを受けた。さらに今回は外野もトライする。1軍は三塁バルディリス、遊撃大引、二塁後藤が開幕から18試合連続で先発。一方で「9番右翼」は日替わりで、外野へのトライはチャンスが広がる形だ。パンチ力がある打撃を生かすために、ドラフト1位が新しい可能性を探す。

 安達は、宮古島キャンプ中の2月11日に右手親指付け根を骨折して離脱。1軍戦力として見込んでいた岡田監督は「安達のけがは痛い」と話している。約2カ月の期間を経て、4月10日阪神戦で実戦に復帰した。現在は2軍戦で8試合出場で打率2割5分、1本塁打、3打点。19日広島戦では5番で起用されるなど、打力を期待されている。守備の幅を広げて、早期の1軍昇格を目指す。

 ◆安達了一(あだち・りょういち)1988年(昭63)1月7日、群馬県生まれ。榛名から上武大に進学。08年秋の関甲新学生野球リーグMVP、09年春首位打者。東芝をへて昨秋ドラフト1位で入団。178センチ、75キロ。右投げ右打ち。