<オリックス2-3西武>◇14日◇ほっともっと神戸

 オリックスが西武に競り負けた。2-2の延長11回、無死二塁から強攻した西武上本の二ゴロをキャプテン後藤光尊内野手(34)が適時失策。決勝点を許した。岡田彰布監督(54)は、後藤の失策よりも5番手の中山慎也投手(30)が先頭の浅村に二塁打されたことを問題視。「弱虫というか…。明日もあさってもあるし、あと1人抑えたら左(打者)が続くとこ。左だけを抑えたらええというんじゃないで、あのポジションは。右も抑えな」と苦虫をかみつぶした。

 投手陣の不振に業を煮やし、一時的に星野、赤堀両投手コーチをブルペン担当とし、2試合で自らが投手コーチ役を務めた。この日からは星野コーチをブルペン担当へ、赤堀コーチをベンチ担当に。指揮官は「交代したんよ」とだけ話し会見を打ち切った。1軍昇格即先発で起用した高橋信に2ランが出たが、かみ合わない投打で白星を逃した悔しさがにじんでいた。