日本シリーズ敗退から一夜明けた4日、日本ハム栗山英樹監督(51)がリスタートへ決意を新たにした。この日は福良ヘッドコーチらの退団が発表され、来季は新体制で臨むことになる。監督就任時にコーチの残留を希望した経緯もあり「素晴らしいコーチたちに勝たせてもらった。いてくれなかったら優勝はなかった。(選手の戦力外も含め)監督になって一番悲しい日。でも生かしていかないと」と誓った。

 すでに始まっている沖縄での秋季キャンプを栗山監督も視察する予定。「それぞれの選手にレベルアップしてもらうしかない」とテーマを口にした。日本シリーズで浮き彫りとなった巨人とのチーム力の差を埋めるためにも、若手の底上げは必須条件だ。日本一を逃したことで、この日はCSファイナルステージ前からしたためていた辞表も提出したが、球団は続投方針を固めている。「宿題を与えられた。新しい形の中でやっていく」と来季を見据えていた。