竜の助っ人コンビ「ルナシー」が22日の韓国KIA戦(北谷)で実戦デビューを飾る見込みとなった。キャンプ休日の18日、中日高木守道監督(71)がエクトル・ルナ(33=フィリーズ)、マット・クラーク(26=パドレス3A)の両内野手について「使っていく。2人とも(試合に)出るよ」とついにGOサインだ。

 4番候補ルナと左の大砲「C」ことクラーク。ともにここまで順調に調整してきた。三塁候補のルナは17日のシート打撃で2安打するなど、持ち味と胸を張る広角打法でアピール。一塁候補のクラークは自ら申し出た持病の薬から、覚せい剤の一種である違法成分アンフェタミンが検出され書類送検される騒動はあったが、11日の初のシート打撃で140メートル弾を放つなど、球場の中でも外でも注目を集めている。楽天の超大物助っ人ジョーンズらが対外試合に出場し実戦の中で日本野球へのアジャスト作業を進める中、中日組はまるで手の内を隠すかのように静か。今日19日から始まる第4クール中にようやく“実戦配備”されることになった。