第3回WBCに出場していた日本ハムの稲葉篤紀(40)、中田翔(23)の両内野手に“リフレッシュ休暇”が与えられる。日の丸を背負い激戦を戦った労をねぎらうとともに、10日後に迫ったシーズン開幕へ向け気持ちを切り替えてもらうための措置。栗山英樹監督(51)は「オープン戦最後の1試合だけ出てくれとお願いしている」と話しており、2人の実戦復帰は24日ヤクルト戦(札幌ドーム)となりそうだ。

 侍ジャパンの帰国は日本時間19日午後の予定。早ければ20日ヤクルトとのオープン戦(神宮)から実戦復帰は可能だが、WBC第1ラウンド初戦のブラジル戦をのぞき、6試合でスタメン出場した中田、そして7試合すべてに出場した稲葉の疲労は計り知れない。さらに、燃え尽き症候群も心配される。栗山監督は「1回リセットしてあげないと」と、2月1日の春季キャンプ以降、ほぼ休みがなかった侍2人に休息を与えることを決めた。

 精神的支柱の大ベテランと若き4番が万全の状態で開幕を迎えられるよう、チーム一丸となってバックアップする。