<日本ハム7-3中日>◇1日◇札幌ドーム

 中日が大谷に屈辱のプロ初勝利を献上した。高木守道監督(71)は開口一番「今日はすすきの中止。こんなんじゃ行っとれん!」と苦笑い。前夜の勝利後は「すすきの行くでえ」と超ご機嫌だったが、18歳を攻略できなかった71歳指揮官は歯ぎしりした。

 最速156キロの真っすぐと、最遅89キロのカーブを使った67キロ差の緩急に戸惑った。5回4安打で乗り切られ、犠飛2つと内野ゴロで3点を取るのが精いっぱいだった。

 40歳和田は「(高卒1年目の)投手としての完成度はマー君の方が上だけど、スピードは一番すごい」と評価はしつつも「20~30球くらいでガクッと来た。やっぱり練習不足もあるんじゃないかな」とスタミナ切れも指摘。4回、シュートをさばき左翼線へ二塁打を放った44歳山崎は「真っすぐは速い。エンジンは(ダルビッシュや楽天田中と)同じものがついている。あとはそのエンジンをどう扱うか」と潜在能力の高さに舌を巻いた。

 もっとも、打率リーグ首位のルナは冷静な感想を口にした。「ストレートは速いけど表示ほどは感じなかった。体感はそれほど速いとは感じなかった」。高木監督も「150キロを放るけど、まだ投手としては形にはなっていない」と厳しい見方だった。ただ、賛否両論ある二刀流については「見てるファンは投げて打ってが一番楽しいし面白いでしょ。難しいという人が多いけど、両方やれる可能性を見せとる」と支持した。【松井清員】