ソフトバンク代打の切り札は左のツイン大砲だ。今日5日からのDeNA2連戦(横浜)では、右ふくらはぎ肉離れから復帰したばかりの松中に加え、売り出し中の柳田がベンチスタート。藤井打撃コーチは「DHがないビジターだし、代打を使う回数は増える。相手には怖さがあるし、力を発揮してくれるでしょう」と1発を武器とする男たちを積極的に使うつもりだ。

 松中は3日阪神戦に代打で2カ月ぶりに1軍の実戦に戻った。若手が躍進するチーム事情から当面は代打稼業。「それは分かっています」。ただ、2年前のCSでは代打満塁弾を放つなど勝負強さは折り紙付きだ。「早く結果が出るといいけれど、焦らず準備をするだけ。準備は3回くらいから」。現役5位、パ・リーグ最多の通算352発を数える元3冠王が、チームのため序盤から起用に備える。相手にとってはとんでもない脅威になる。

 2カ月間の離脱中はウエートトレーニングにも専念。「筋肉量が増えました」と、体重95キロの理想的な細マッチョ体形に仕上げた。軸回転は鋭さを増している。さらに、DeNA(横浜)戦は通算92打数28安打17打点、5本塁打、打率3割4厘と得意とし、横浜スタジアムではオープン戦で右翼席へソロ本塁打をぶち込んだばかり。「そうですよね」といいイメージを抱いて1打席にかける。

 24歳、次代の大砲とされる柳田は今季4本塁打ながら、昨年引退した小久保の後継者に指名されている。ここ3試合DHだった内川の左翼復帰に伴い、今回はベンチ待機。「代打ではまだ結果を出していないので」。今季6度の代打で無安打ながらチーム一のスイングスピードで相手を脅かす。交流戦は残り8試合で首位楽天と1ゲーム差の4位。逆転Vへ元3冠王のぜいたく代打、フレッシュ代打の大砲2門で勝負をかける。【押谷謙爾】