<日本ハム3-0阪神>◇13日◇札幌ドーム
夢はあっさり消えましたわ…。阪神は日本ハム木佐貫の前に今季最少2安打しか放てず、今季9度目の完封負け。交流戦V逸が決定したどころか、巨人が勝ったためセ首位からも陥落…。首脳陣もお手上げだった2時間27分。杜(もり)の都仙台から、また出直しや!
もう…バンザ~イだ。北の大地で猛虎打線が眠ってしまった。前オリックス木佐貫の前に、強振したバットは空を切り、好球必打という早打ちは凡打の山を築いた。初回の16球から7、7、8、6球で5回までの攻撃が終了。トータル91球で、今季10度目の無得点試合を許した。安打は60試合目で最少の2本だけ。5回と8回以外は3人ずつで片付けられ、ベンチもお手上げだった。
和田豊監督
低めのフォークにバットが止まらんかったね。真っすぐに見えるんだろうけど、見極めのいい鳥谷まで振ってたから。うちも状態悪くないのに、ほとんどヒット性のあたりがなかったからねえ。
水谷チーフ打撃コーチ
うちの打者があれだけボール球振ったの初めてちゃうか。(木佐貫は)よく腕が振れていたよ。珍しいな、西岡なんかも、あんな姿見たことない。
1回、西岡の初球から落差の大きいフォークだった。140キロ台前半の直球と、球速差10キロの得意球をテンポよく投げ込まれた。序盤3イニングはすべて三振か内野ゴロ。リズムに乗せると、より手がつけられなくなった。飛ぶ、飛ばないじゃなく、「落ちる」ボールにきりきり舞いだった。
風向きを変えられたのは5回だった。1点を追う状況で、先頭マートンが二塁打。続く新井の投手強襲安打で、木佐貫は一塁へ悪送球した。ファウルグラウンドを転々とする間にマートンは三塁へ進んだが、気付くのが遅れた新井は一塁ストップ。無死二、三塁にできた好機は一、三塁となった。続く坂の遊ゴロでマートンが挟殺され、藤井彰は遊ゴロ併殺。一瞬の判断遅れが、深い傷になった。
和田監督
あそこは難しいところだけど、今までやれていたことができなかった。最低でも追い付かないといけないところだった。
テレビ番組の張本勲氏なら、虎に「喝」なのか木佐貫に「あっぱれ」なのか…。あっけない負け戦で連勝は5で止まった。Vの可能性を残していた交流戦はソフトバンクが制覇。それどころか、宿敵巨人が勝ったため、3日ぶりに首位の座も明け渡した。まだまだ貯金は12ある。5年ぶりに勝ち越した交流戦。最後の楽天戦を、しっかり締めていこうじゃないか。【近間康隆】



