格の違いを見せつける!
右脇腹を痛めていた広島前田健太投手(25)が、今日15日日本ハム戦(札幌ドーム)で復帰する。注目は二刀流ルーキー大谷との初対決だ。「バッターとして攻める。抑えに行かないといけない」と言い切った。オールスターファン投票の中間発表では、2位阪神藤浪に約2000票差に迫られている。16日の締め切り前、最後の登板で“1年生コンビ”を圧倒する。
ついに帰ってくる。エース前田健が、14日ぶりのマウンドに上がる。登板前日、仙台から札幌に移動し、札幌ドームで最終調整を行った。「明日にならないとね…」。最初の問いかけには冷静に努めようとしたが、積もり積もった思いが口をついてあふれ出た。
「いい状態で抹消されたわけじゃないし、投球内容も悪かった。いい投球をしないとすっきりしない」
前回登板の1日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で悲劇に襲われた。右脇腹を痛め、自己最短の1/3回で6点を失い緊急降板。今季2度目の戦線離脱となると、3軍リハビリ組で調整を続けてきた。
復帰の舞台で、二刀流ルーキー大谷との初対戦が実現する。振り返れば、憧れのダルビッシュ(レンジャーズ)とも、18・44メートルの距離で“会話”した。09年5月15日の日本ハム戦(マツダスタジアム)だった。初めての投げ合いで、打席に立った3度の対戦で全球種を投げ込まれた。球界のエースの系譜を引き継いだ瞬間だった。大谷も前田健との対戦を熱望する。ただ、今回は状況がわずかに違う。
「向こうは投手じゃなくて、打者だから。打者として攻める。抑えに行かないといけない。期待に応えられるような投球をしたいと思います」
打たれるわけにはいかない。オールスターのファン投票の締め切りは16日に迫っている。ファン投票での選出にこだわりを見せているが、2位の阪神藤浪には約2000票差に迫られている。
「抹消されていたし、ファンも投げている人に投票すると思う。明日から復帰するので、オールスターに出場できるようになればいい」
大谷、藤浪が話題を独占している今シーズン。球界のエースが、黄金ルーキー2人に待ったをかける。【鎌田真一郎】<今季の前田健の苦闘>
◆2月8日
シート打撃を右肩の疲労で回避。このときからの右肩違和感の影響で、WBC日本代表合宿でも後れを取る。
◆4月7日
阪神戦(マツダスタジアム)で7回2安打無失点。今季初勝利を挙げるも、右上腕部内側に張りが出たため降板。
◆4月20日
先発予定だった巨人戦(マツダスタジアム)を「右上腕三頭筋筋膜炎」のため回避。21日に出場選手登録を抹消される。
◆6月1日
ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で、1/3回で6失点。右脇腹の張りを訴え緊急降板。



