<楽天2-1阪神>◇15日◇Kスタ宮城
ハッピーサタデーは終わった。打線の放った5安打は、いずれも単打。今季7度目の1点差負け。阪神和田監督の声も力がなかった。「ボール球を振って助けてしまったよね、立ち上がり」。5月4日ヤクルト戦から6連勝中だった「負けない土曜日」ともサヨナラ。杜(もり)の都の霧雨が、猛虎ナインの背中を寂しく湿らせていた。
キーマンのスランプが痛い。序盤に3イニング連続で得点圏に走者を進めた。ものにしたのは3回の坂だけ。2回2死一、二塁で一ゴロに倒れた西岡剛内野手(28)は、9回2死三塁の同点機は見逃し三振だった。「うまく攻められました。(最後は)審判がストライクと言えばストライク。打ちにいかないといけなかった」。
リードオフマンが13打席連続無安打だ。6月の月間打率は1割1分6厘。マルチ安打は5月28日の楽天戦(甲子園)までさかのらなければいけない。5月まで3割をキープしてきた打率も2割8分を切った。水谷チーフ打撃コーチも「今まであんなボール振っとらんかったけどなあ。はよ、上がってきてほしいんやけど」と心配する。5月下旬から足の張りを訴えており、この日も指名打者で出場。体調が万全でない中、得点圏でも1割9分3厘と勝負強さまで鳴りを潜めた。下位打線が出塁しているだけに、ここぞの1本がほしい。
5年ぶりに勝ち越した交流戦も、いよいよラストゲームを迎える。和田監督は「基本に戻って、しっかり(ボールを)見極めないと」と、焦らず原点回帰の選球眼を求めた。マーくんに屈して3連敗で終わるか、それとも白星で締めくくるのか。その差は大きい1試合で、ルーキー藤浪を援護…したいな。【近間康隆】



