<楽天7-0ロッテ>◇2日◇Kスタ宮城

 首位ロッテも楽天田中に歯が立たなかった。3者凡退だった2回と4回以外は10安打を放ち、田中からは9安打も無得点。得点機は5度あったが、本塁は遠かった。伊東勤監督(50)は「選手たちに先入観があったみたい。いい、いいと思い込んでやられた。完敗」と白旗を上げた。

 策は講じていた。2ストライクからのフォークで空振り三振を警戒。「追い込まれるまでにどうにかしないと」と早打ちに徹し、低めの変化球が投げづらくなるよう「1死二塁を2死三塁にするような攻撃がいい」。連打が難しい中で3、5、8回と走者三塁の場面をつくったが、いずれもあと1歩で力負けした。

 相手エースに気おされたのは野手だけではなかった。先発の唐川も「先に点をやれない」と強く意識。守りに入った結果、カウントを不利にして痛打された。味方の失策もあったが、1死も取れないまま先制点を献上。2回途中で球数は50球を超え、5回6失点(自責5)でKOされた。

 試合前、指揮官は「一方的にならないようにしたい」と話していた。だが終わってみれば攻守にリズムを狂わされ、今季4度目の無得点負けで1ゲーム差。「こういう試合をしていればこうなる。明日、あさって勝つ予定だから」。伊東ロッテが首位陥落のピンチに立たされた。【鎌田良美】