日本野球機構(NPB)は6日、インターネット上で開催中の「マツダオールスターゲーム2013」のチャリティーオークションから、巨人原監督のユニホームの出品を取り下げると発表した。「出場選手や監督が試合で着用した直筆サイン入りユニホーム」と告知して1日からオークションを開始したが、原監督のユニホームは試合で着用したものではなかったことが判明。出品リストから外すことを決めた。

 NPBは、原監督がスポンサーのロゴが入っていない球宴仕様のユニホームを着用したものと思い込んでオークションに出品した。ところが、実際には原監督は通常の公式戦で使用するロゴ入りのものを着用していたことがファンの指摘により発覚した。すでに複数の入札があり最高額は30万円を超えていたが、事前の告知と違うものは出品すべきではないと判断。NPB井原事務局次長は「こちらの確認ミスによる失態で、オークションに参加してくれたファンの皆さまに申し訳ない。チャリティーに協力してくれた原監督にもご迷惑をかけた」と謝罪した。

 オークションは8日午後11時まで実施。売上金の全額が東日本大震災の義援金として寄付される。