<中日3-6広島>◇21日◇ナゴヤドーム
CSを争う広島との直接対決で連敗した。高木守道監督(72)は、激怒しながら会見に登場した。「西川がよく立ち直ったが」との問いにかみついた。「あの投球で“よく”なんて言葉は使えんよ!
3点も取られて!」。1回2死から四球を与え、キラに2ラン、梵にソロを被弾。結果的には7回に決勝点を取られたが、指揮官は「初回の乱調」にこだわって怒り続けた。
「この前初回にぶざまな投球をして、俺はもうチャンスはやらんと言った。でも、今中が将来があるからと言っていかせた。俺は中継ぎで1、2回抑えてからでもいいやんと言ったんだ」
投手起用全般を任せている今中慎二投手コーチ(42)にも矛先が向いた。西川健太郎投手(20)の次回先発について「俺はさせたくないけど投手コーチが投げさすんやない?」と不協和音を響かせた。
初回から負のスパイラルに陥っていた両者の意思疎通は、勝負どころでもチグハグだった。高木監督は同点の7回からマドリガルや浅尾を投入して必勝パターンに持ち込みたかったが、今中コーチは西川続投を決断。そして決勝点を献上した。高木監督は「ホント、言うことを聞かんな」とベンチを蹴り上げ、今中コーチは「もう1回いけんかという願望でいかせた。俺のミス。決勝点を取られたわけやから」と頭を下げた。
15回無得点に抑えられた前田健に続き、大竹に09年から6連敗。借金はワーストタイの14となり、3位広島に2・5ゲーム差。そんなCS争いの正念場に漂った、ベンチの不穏…。背水の今日3戦目も、進退を懸ける川上に託すしかない。【松井清員】



