日本でイチローを超えた助っ人が偉業に奮い立った。阪神の4番マット・マートン外野手(31)が22日、日米通算4000安打を達成したヤンキース・イチローに祝福の言葉を送った。
「オメデトウ、デスネ!
メジャーではまだ3人しか達成できていない数字なんだよね?
これは長い間結果を残し続けている証拠だと思うよ」
来日1年目の10年、イチローがオリックス時代に打ちたてた日本記録、シーズン210安打を更新。直後にイチローから祝福コメントを寄せられ、恐縮したシーンが懐かしい。
米国から日本に渡った安打製造機は、日本から米国に渡った安打製造機を尊敬してやまない。この日は遠征先の横浜から静岡に移動する多忙の合間を縫って、動画で大記録の瞬間をチェックした。
「ディッキーからレフト方向に打ったね。ちゃんと確認したよ。アナウンサーの人が日本語で『オメデトウ』と言おうとしたけど、言いづらかったのか『オミダテ~』みたいな感じになっていたよ」
いち野球人として歴史的な瞬間を目に焼きつけ、エネルギーが湧かないわけがない。前日21日のDeNA戦では、決勝アーチで勝利に導き、来日4年目で自身初の1試合2本塁打も記録した。ただ、血マメがつぶれた左手はこの日の練習中もテーピングが外せない状態。静岡で戦うはずのDeNA戦は雨天中止となったが、これは前向きな休養と言える。イチローに刺激をもらい、恵みの雨にも助けられて、マートンが再加速の準備を整えた。【佐井陽介】



