“神の領域”に1歩でも近づく-。ソフトバンク内川聖一外野手(31)が、イチローがオリックス時代に作った猛打賞記録を目指すと宣言した。8月は3安打以上した試合が5度と大当たり。リーグ最多記録はイチローらの月間8度で、残り7戦で日米4000安打した天才打者のレベルに迫る。

 23日の西武戦は今季初の雨天中止となった。練習開始直後に降り出した雨が、最後は雷雨に変わった。内川はベンチでナインと気をもんでいたが、開始30分前に中止が決定。「やりたかったけど、当日移動で(福岡から)距離もあった。良かったんじゃないですか」と前向きにとらえた。

 「ミスター・オーガスト」は健在だ。得意の8月で打率3割7分3厘。イチローらがマークした猛打賞月間記録も視野に入ってきた。「正直、厳しいかもしれない。でも自分の成績がチームのためになるなら」と意欲的に話した。

 イチローとは09年の第2回ワールド・ベースボール・クラシックで、ともに日の丸を背負った。4000安打を「すごすぎる。想像もできない」と表現。日本人の右打者で、落合博満以来の6年連続打率3割が確実視される安打製造機からみても「神」のような存在だ。

 「話したことは数えるほどだけど、野球に対する姿勢とか、いろんな人から聞いてそこまでやるかという感じ。けがせずに出続けるのがいかに大変か。あの年齢であそこまで走れない。すごいという言葉では言い表せない」。奇跡の逆転優勝と「イチロー超え」を目指して、打ち続ける。【大池和幸】