中日が現役最年長48歳の山本昌投手と来季も契約を結ぶことが26日、分かった。この日、球団幹部が「やめろという理由が見つからない」と契約延長する意向を示した。山本昌も現役続行を希望している。球団側との話し合いをへて正式決定する。球界の宝は明日28日、ヤクルト戦(神宮)で48歳での勝利を目指す。

 来季も山本昌が中日のユニホームを着て投げる。プロ30年目、区切りのシーズンを迎え進退が注目される山本昌の処遇について、西脇編成担当が明確な方針を口にした。

 「まだ直接話し合ってはないけども、本人が前向きなのにやめろなんて言えない。ゲームをつくっているし、やめろという理由が見つからない」

 昨季も球団は2度、山本昌と進退についての話し合いの場を持って現役続行という決断を導き出した。その流れに沿い近日中に両者が面談、その場で契約延長の方針が伝えられる見込みだ。盟友山崎はすでに今季で引退という決断を下したが、山本昌は戦い続けることになる。

 プロ30年目の今季は大きなけがもなく開幕から先発登板を重ね13試合で4勝2敗。7月24日DeNA戦では7回を投げるなど、年齢を感じさせない成績を残している。明日28日ヤクルト戦(神宮)にも先発予定だ。来季は、浜崎(阪急)が持つ48歳4カ月の最年長勝利のプロ野球記録更新がかかる大事なシーズン。翌15年の「50歳現役」という前人未到の夢の領域も見えてきた。

 この日、山本昌はナゴヤ球場でヤクルト宮本の引退についてコメント後「俺の話はいいの?」と突然のネタ振り。来季プロ31年目も現役でやりたいか?

 と問われると「できるなら、ですけど」と意思表示していた。球団側への配慮もあり「今から話もしないといけない。何か決まったら発表します」と、控えめに言葉を選んだが現役続行の思いは強い。

 引退と隣り合わせの自身の境遇を航空機にたとえ「車輪が出て、空港の上でクルクル回っている状況。着陸(=引退)と言われれば、そうするだけ」と言って笑わせもした。今年も管制塔(=球団)からの着陸サインはない。年代物の名機は来季も現役。ファンの夢も乗せ、まだまだ飛び続けることになりそうだ。