<オリックス4-0楽天>◇27日◇京セラドーム大阪

 楽天が球団初の優勝マジック点灯に失敗した。初対戦となったオリックス松葉に打線が沈黙。7回を2安打無得点に抑えられ、今季6度目となる0封負けを喫した。ソフトバンクが敗れたため、勝てばマジック28がついていたが、連勝は3でストップ。仕切り直しで、今日28日のマジック点灯を狙う。

 少ない好機を、ものに出来なかった。星野監督は「あそこだったな」と、1回と4回を振り返った。1回は1死一、二塁でジョーンズ、マギーの主砲2人が凡退。4回にも1死一、二塁をつくったが、後続が倒れた。どちらもオリックス松葉の四球がらみで、半分はもらったチャンス。制球が不安定な新人左腕を打ち崩す糸口はあった。それでも、1本が出なかったことに、星野監督は「初めての対戦で、いつストライクが入るか分からない。それで絞りきらないというのは、あったかもしれない。まあ、それじゃいけないけど」とサバサバと言った。

 初対戦の難しさはあった。4回2死満塁で左飛の岡島は「(松葉は)スピードは大したことないのに、なぜ打てなかったか分からない」と正直に明かした。試合前のチーム方針は「初対戦だから、ボールの特徴を早く見極める」(平石打撃コーチ補佐)だったが、7回を2安打無得点に抑えられた。試合後、同コーチ補佐は「スライダーが良くて、それを気にしすぎて直球に差し込まれた」と分析した。4回のチャンスを逃した後、5回からの3イニングは完璧に抑えられた。相手の球を見極める前に調子を乗せてしまっては、勝算は低くなる。

 3位ソフトバンクが敗れたため、勝っていれば球団初の優勝マジック点灯だった。もっとも、星野監督は「マジックなんて、壊れた蛍光灯。10を切ってから」と意にも介さない。それよりも、ミスの分析が優先される。4回の失点は松井の失策がらみだった。失点にはつながらなかったが、7回1死一、二塁では、李大浩の右飛に岡島が1、2歩、後ろに下がりながら捕球したため、一塁走者まで二塁にタッチアップで進まれた。スキをなくし、今日28日のマジック点灯を目指す。【古川真弥】

 ◆楽天の最短Mは28日

 楽天が今日のオリックス戦に○、ソフトバンクがロッテ戦に△か●でM28が出る。