<広島0-2DeNA>◇28日◇マツダスタジアム
広島は17試合ぶりの0封負けで“小休止”となった。1回2死二塁で、キラ・カアイフエ内野手(29)が空振り三振、2回1死一、三塁で石原慶幸捕手(32)が二ゴロ併殺に倒れると打線は沈黙。大竹寛投手(30)の7回2失点の好投も報われず。4カード連続で○○●と連勝発進してきたが、5カード目で星勘定のルーティンが崩れた。
勝てばDeNAの自力CS進出消滅-。つまり、ライバルを1つ蹴落とすチャンスだった。だが、広島の見せ場はなく終わってしまった。2点を追う8回。2死二、三塁と一打同点の場面だ。勢いに乗るチームには、得点のにおいが漂っていた。だが、菊池は山口のスライダーにバットを当てただけの三ゴロ。一塁へのヘッドスライディングもむなしく得点できない。それでも指揮官に悲壮感はなかった。
野村監督
完封も負けは負け。今日はチャンスでダブルプレーが2つともったいなかったけど、しょうがない。それが野球。
久しぶりの完敗を、淡々と振り返った。好調な打線が沈黙し、8月8日阪神戦(マツダスタジアム)以来、17試合ぶりの0封負け。序盤の攻撃で、ドツボにはまってしまった。
1回2死二塁でキラは粘りながら、9球目のシンカーで空振り三振。2回1死一、三塁の好機に、石原は二ゴロ併殺に倒れ得点できず。さらに5回無死一塁では、木村も併殺打で好機をつぶすなど、須田をつかまえきれず、勝ちパターンに持ち込まれてしまった。
残り30試合を切り、ただの敗戦で終わらせるわけにはいかない。8回先頭の木村、9回1死二塁からの梵、ラストバッターとなった岩本は、いずれもフルカウントまで粘りながら打ち取られた。誰か1人でも出塁していたら、結果は違っていたかもしれない。ここからは、1試合、1打席が、大きな意味を持ち始める。
野村監督
これからはフルカウントから、1つの四球が大きくなる。しぶとさを出していってもらえればと思う。コーチにもそれを伝える。
ここまで4カード連続で○○●と、規則正しい星取をしてきたが、スパート前の小休止といったところか。4位中日とは再び2・5ゲーム差。夜風が涼しくなり、勝負の醍醐味(だいごみ)を肌で感じる季節がやってくる。【鎌田真一郎】



