<ロッテ7-5日本ハム>◇31日◇QVCマリン

 QVCマリンには今年一番強い14メートルの風が吹いた。3回の攻撃中は中堅から本塁方向もしくは左翼から一塁へ12、13メートルの強風が吹き続けていた。これがロッテに幸いした。2点を勝ち越し、なお2死満塁。里崎が放った打球は左飛かと思われたが風で戻され、左翼大谷と遊撃大引の間で落ちた。里崎は「神風が吹いた。落ちると思った」と、ガッツポーズをしながら走っていた。一塁の鈴木も一気に生還し、この3点が勝利に結び付いた。

 伊東勤監督(51)は「風が味方してくれたね」と笑顔を見せた。しかし運だけではない。実は試合前から指示していた。「フライを打ち上げたら油断するな。何が起こるか分からないから次の塁を狙え」と。その通りになったのが今の強さだ。

 3点差に詰め寄られた7回も風だ。2死一塁。角中が打ち上げた一邪飛を西川は捕球できず失策がついた。直後、角中は右翼フェンス直撃のダメ押し二塁打を放つ。「甘い球を打ちそこね、やっちゃったと思ったんですが。ラッキーです」。5回裏終了後の花火も中止となっていた。ロッテは攻守両面で風にも負けず、逆転で連勝。首位楽天とのゲーム差を4・5に縮めた。これが逆転優勝への「神風」となるのか…。【矢後洋一】