1番大島でマエケンに先制パンチだ!!

 中日大島洋平外野手(27)がCS圏の3位を争うライバルとの直接対決、今日3日からの広島3連戦(マツダスタジアム)に、1番中堅でスタメン復帰する。8月中旬から藤井に“定位置”を譲ってきたが、その藤井が左足のけがで離脱。高木守道監督(72)は「(このタイミングは)神のお告げじゃないの?」とマエケンキラーの大島に期待を寄せた。

 小雨の降る敵地マツダスタジアムで、守道竜のキーマン大島が入念な準備を終えた。この日、野手は自主練習となっていた。移動日で主力が静養する中、志願の休日返上。屋内で打ち込み、キャッチボール後には平野外野守備走塁コーチとマンツーマンでの下半身強化。スタメン復帰を見すえ、みっちりメニューをこなした。

 「本当にこの3試合は大事になる。何とかCSに行くために重要ですから」

 4位中日と、激しくCS圏を争う3位広島との差は2ゲーム。9月に入り、ひとつの勝負どころとなる3連戦がやって来た。このタイミングで大島が8月14日ヤクルト戦(神宮)以来、17試合ぶりにスタメン復帰する。スタメンを譲ってきた藤井のけがによる出場選手登録抹消が理由だが、もともとは不動の1番中堅。昨季3割を打ち盗塁王、2年連続ゴールデングラブ賞という竜の看板選手。打撃の調子が上がらず“定位置”を譲っていたが、代役でもなんでもない。

 迷わず「1番は大島でいく」と言った守道監督も「藤井に代わって大島が頑張る時。(このタイミングは)神のお告げじゃないの?

 バッティングの形もここんとこ、いい。盗塁もできるし相手も警戒するやろ」と大きな期待を寄せた。

 守道語録の「神のお告げ」には、ちゃんとした理由がある。広島の先陣を切って先発してくる難攻不落の絶対エース前田健との相性がいい。通算打率は3割超。特に昨季は19打数9安打、4割7分4厘と打ちまくっている。手応えはある。「嫌じゃないですね」とニヤリ笑った。プレーボール直、先頭で打席に入るのがマエケンキラー。何とも頼もしい存在だ。

 ここからは意地と意地とがぶつかり合う戦いの場。前田健のCS進出にかける悲壮な決意を伝え聞くと、大島はこう言った。

 「自分たちの野球ができるかどうか。それが勝負を分けると思います」

 CSの常連、6年連続出場というチームの強み、そして大島という選手の資質を見せつけて勝負どころで光り輝く時だ。【八反誠】