CS圏を争うライバルとの直接対決となる、今日3日中日戦(マツダスタジアム)に先発する広島前田健太投手(25)は「(CSに)行かないとヤバイ。チャンスはあるのに行けないと、またずるずる何年も、十何年もBクラスが続くんじゃないか」と危機感を募らせた。

 中日高木守道監督がCS争いの大一番を前にタヌキになった。マエケン発言を伝え聞くと「へえ、そんなこと言ったの?」とニヤリ。対抗して必勝を誓うかと思いきや、「この3連戦は1勝1敗1分けでいいんだ」と笑った。「3連勝しないと広島と順位が入れ替わらないが」の問いにも「いいんだ。Bクラスがまだまだ続くよ」と不敵な笑み。熱いマエケンとは対照的で、巨人戦に引き分けた前日は、「負けたっていいから勝ちたいんだ」と怒った同一人物と思えないコメントだ。

 高木監督は昨年のCSファイナルステージ巨人戦前も、3連敗での終戦をほのめかすなど連日弱気発言を連発。ところが“死んだフリ作戦”がハマって3連勝。せっかちで勝ち気な監督が、今回の勝負もまだ先と見ているとは考えづらい。「広島は巨人に3勝しかしてないんでしょう?

 巨人が負かしてくれるよ。うちは他力本願だわ」。どこまでが本音?

 ジョーク?

 72歳の将が、大事な戦いの前ほどタヌキになることは分かった。【松井清員】