3位ソフトバンクが逆襲ローテで首位楽天を追う。今日3日から日本ハム、オリックスとビジター6連戦。チームは14勝のエース摂津正投手(31)を6日オリックス戦(京セラドーム大阪)に今季初の中5日で起用し、その先に控える楽天との直接対決もにらんだ。
東京ドームと京セラドーム大阪。オール敵地としては今年最後となるヤマ場の6連戦。2日、チームは東京に乗り込み、高山投手コーチが先発ローテーションの組み替えに言及した。「我々はあきらめていない。摂津の中5日も考えている。あらゆることを考え、最善の手は打つ。ただ、机上の計算より結果が全て」。ここにきて、我慢してきたエース摂津の中5日起用をついに解禁-。チーム内外に逆襲メッセージが示された。
14勝の稼ぎ頭が、中5日で6日オリックス戦に先発する見込みで、そのまま中5日の登板間隔なら、17日からの敵地楽天3連戦にぶつかる。高山コーチは「そういうのもある」と首位たたきの意味合いも含ませ、「楽天もすぐ後ろに(ロッテが)3・5ゲーム差でいて楽ではないはず」と話し、逆襲ローテでじわじわ重圧をかける腹づもりだ。
主に中6日で回してきたのは、屋台骨だからこそ。途中離脱は、投手陣全体にダメージを与えるため、首脳陣は我慢を重ねてきた。ただし、摂津は中継ぎ時代から常に「チームのためにやるだけ」と、どんな仕事の要求にも応えてきた。14勝目を挙げた8月31日楽天戦は6点リードのあった7回で2失点、110球で降板。完全燃焼しておらず、「リミッター解除」にモチベーションは上がるはずだ。
6連戦はバリオスで口火を切り、武田、そして「中継ぎ総動員デー」、摂津、オセゲラ、巽の順番が見込まれる。5日の日本ハム戦は嘉弥真らブルペン陣でバトンをつなぐもようで、今日3日の2軍戦に登板予定の山中も呼び寄せる。楽天のマジックが消滅した状態だけに、ソフトバンクが白星を伸ばせば伸ばすほど相手にプレッシャーが及ぶ。その逆襲劇の中心に、摂津がいる。【押谷謙爾】




