鍵を握るのは4番だけじゃない。阪神5番新井貴浩内野手(36)の復調こそが、眠れる猛虎打線を目覚めさせる。先週の巨人、広島との6連戦は19打数1安打。ボール球を振る場面が目立ち、好機を何度もつぶした。8月初めは3割近くあった打率も2割7分5厘。「しっかり修正していきたいね。言葉では言えない感覚的なものだけど」と、上昇カーブを描くきっかけを探している。
大好きなハマスタだ。今季DeNA戦は2割8分1厘も、横浜スタジアムでの7試合はよく打っている。27打数10安打で打率3割7分。前カードの8月20日は3安打4打点、同21日も2安打1打点と活躍している。「いいイメージはないけどね」と控えめだが、感覚を取り戻す雰囲気が潜んでいそうだ。
「師匠」も期待する。水谷チーフ打撃コーチは、新生クリーンアップの歯車が合うのを待っている。「誰がおるんや?
誰もおらへんやん。そこに入ったら、そこに入ったやつが、そこで打てばええんよ。中心のメンバーにはしっかりしてもらわんといかんけど」。故障で苦しみ抜いた昨年を乗り越えて、今がある。1年笑って終わるために、ひと踏ん張りする時だ。




