広島キラ・カアイフエ内野手(29)が、今日4日の中日戦(マツダスタジアム)で4番に復帰することが3日、濃厚になった。ここ5試合で18打数3安打0打点と不振に陥るが、野村謙二郎監督(46)は「焦らしてもいけない。1本出れば変わるかもしれない」と好転に期待。1日阪神戦(甲子園)はエルドレッドに4番を譲ったが“定位置”に戻り、ライバル中日の脅威になる。
4位中日との直接対決初戦は、午後2時15分に雨天中止が発表された。エース前田健を立て、負けられない一戦だった。野村監督は「決める前に中止が決まった」としたためたオーダーを口にしなかったが、ここ5試合で6得点と湿った打線のテコ入れを思い描く。カギになるのは、42試合で11本塁打をマークするキラだ。「見ての通りよくない」と、5試合で18打数3安打の大砲の不振を認める。だが、正念場での好転を期待している。
野村監督
焦らしてもいけない。対戦相手が変わって、1本出れば変わるかもしれない。プラス思考で考えていく。
1日阪神戦は、右肩痛のソコロビッチに代わって1軍昇格したエルドレッドを4番に抜てき。キラを3番に置き、超重量布陣を敷いた。だが、2人合わせて8打数無安打5三振と散々な結果に終わった。
欲は捨て、原点に返る。新井打撃コーチは「キラ、梵と並んでいたときは機能していた。それが一番考えられる」と説明。今季4番キラ、5番に梵を起用した試合は17試合あり、平均得点は4・12。シーズン平均の3・79を大きく上回る成績を残している。1発を秘めるエルドレッドは下位にすえ、松山、キラ、梵の3人で中軸を構成することが濃厚だ。
勝負モードに入っていたキラは、神妙な表情のままノーコメントでタクシーに乗り込んだ。脇を固める松山は、9試合連続安打中で1日阪神戦では本塁打を放つなど上昇気配だ。「チーム全体の雰囲気はいいので、CSまで突っ走っていきたい」と頼もしく語った。
2連戦となった直接対決は、前田健、大竹と頼れる2人がスライド登板する。打線の出来、不出来が、勝負を分かつことになる。【鎌田真一郎】



