<ロッテ3-0西武>◇7日◇QVCマリン

 ロッテの粘りは健在だった。8回2死走者なし、角中の三塁打から粘りを発揮。根元が四球、井口が四球で2死満塁。右足首捻挫で登録抹消した今江の代役4番、ブラゼルが意地の安打だ。カーブを2度空振りし、さらに2球ファウルで食らい付く。最後はスライダーを振り抜き、二塁手のグラブをはじく右前打とした。ベンチに向かってガッツポーズしながら一塁へ走った。試合を決める2点適時打に「2死満塁は楽じゃない。粘って、いい打球を前に飛ばそうと思ってた。粘ったな!」と満足そうだった。

 連敗を3で止めた伊東勤監督(51)は「あらためて、1つ勝つのが難しいと痛感した」と大きく息を吐いた。3番を動かさなかった井口資仁内野手(38)が6回に先制22号ソロ、継投もはまり無失点で逃げ切るなど、伊東監督の采配に選手が応えての勝利だった。「8回の2死走者なしから、つないだのが本来の形。粘りの野球ができた」と強調した。西武3連戦が終われば、首位楽天を千葉で迎える。井口は言った。「今江だけじゃなく、成瀬もいない。全員でカバーしてやるしかない。順位は関係ない。自分たちの野球をやる」。追走の気迫に衰えはない。【金子航】