DeNA中畑清監督(59)が、梶谷隆幸内野手(25)の外野手適性を、11月5日から奄美大島で行われる秋季キャンプで見極める方針を示した。19日、宮崎でのフェニックスリーグ・ソフトバンク戦を視察。「梶谷の遊撃でのミスの多さは異常。投手に不安を抱えさせてはいけないし打撃に集中するためにも、あのポジションはきつい。秋のキャンプではミスの少なかった三塁と左翼を両てんびんにかけて、コンバートを考えていく」と話した。

 梶谷は今季、規定打席未満ながら打率3割4分6厘、16本塁打と打撃面は急成長。一方で60試合で先発した遊撃ではベースカバーを怠るなど致命的なミスが目立った。打力を生かす狙いと、シーズンを通して左翼を固定できなかった背景からのコンバート構想だ。

 この日の試合を含め、すでに同リーグで左翼挑戦中の梶谷は「悔しさもありましたけど、やるからには一生懸命やって、内野も外野も上達したい」と、強い決意をみせた。