ソフトバンクが石渡茂編成・育成部長(65)を2軍監督とする人事を進めていることが20日、分かった。すでに就任を要請したもようで、まとまれば08年来の現場復帰となる。

 石渡部長は近鉄で5年間、ソフトバンクでも07年から2年間、2軍監督を務めた実績がある。前回は24年ぶりのウエスタン・リーグ優勝とファーム日本選手権初優勝に導き、09年からは再びフロント入りし、5年間チーム編成に携わった。今回は編成・育成部長として培った視点を生かすための抜てきとみられ、ファーム全体の底上げに期待がかかってくる。

 入団は24日のドラフト会議で指名選手へのあいさつなどを待って、11月1日の秋季キャンプまでに2軍、3軍の人事を発表する予定。また、小川一夫2軍監督(59)についてはフロント入りが検討されている。