地獄の安芸、覚悟せい!

 阪神和田豊監督(51)が鬼になる。今日1日から始まる秋季キャンプのため、10月31日は空路高知入り。宿舎到着後すぐに全体ミーティングを開き、7勤でスタートする20日間の厳しさを強調した。

 「とことんよ。お互いに妥協せんというか。練習をごまかすと上達はない。覚悟しろ!

 とね」

 極限まで追い込む。9月以降の失速を「精神面を含めたスタミナ不足」と反省した。1年間戦う力を付ける絶好の機会。昨年は初日から紅白戦を行ったが「実戦よりも個々を伸ばすことに重きを置きたい」と地道な鍛錬を繰り返す。トレーニングメニューも変え、早出特打や夜間の素振りなど24時間体制。指揮官は「とにかく野球漬け。野球小僧やな」と、うれしそうだ。

 ミーティングでは、今季限りで引退した桧山進次郎氏のことを話した。「長いことやりたいと黙々とトレーニングしていた。ただ今やるべきこともある。自信というか、たった20日かもしれないけど来季につなげていきたい。(初日の)明日と違う顔で帰らせないといけない」。疲れ切った顔なんていらない。ギラギラと野心に燃え、自信に満ちた顔が待っているはずだ。【近間康隆】