ソフトバンク内川聖一外野手(31)が、秋季キャンプ直前に大きな刺激を受けた。10月31日、宮崎入りの前に大相撲の佐渡ケ嶽部屋を訪問して朝稽古を見学。親交ある大関琴奨菊(29)と1年ぶりに対面し、競技の垣根を越えた“共闘”を誓い合った。

 体と体がぶつかり合い、汗と砂にまみれる光景を、食い入るように見つめた。「上を目指すのは厳しいものだと、稽古を見させてもらって感じた。稽古で力を出し切るのを見て、僕らもそうしないといけないと思った。これからキャンプに入る立場としては、いい刺激になった」。ともにちゃんこを食べ「お互い頑張りましょう」とエールを交換した。

 チームメートの本多を通じて知り合い、約2年前から交流している。普段はメールなどで連絡を取り合う。「知ってる人が頑張ってるのは励みになる」。内川には日本一奪回、琴奨菊には初の賜杯獲得。ともに頂点を目指すという、明確な目標がある。

 力士の体の使い方にも着目した。「僕らは相撲のように直接ぶつかるわけじゃないけど、道具にどうやって力をぶつけていくかという意味で共通する点はある」とヒントを得た。今季は6年連続の打率3割を達成。日本人の右打者では落合博満(81~87年)以来2人目となった。もちろん満足はしていない。今日から3週間のキャンプで、レベルアップを図る。【大池和幸】