日本ハム監栗山英樹督(52)が、投打「二刀流」に挑んだ大谷翔平投手(19)のルーキーイヤーを、厳しいゲキで締めくくった。12日、チームは沖縄・国頭での秋季キャンプを打ち上げた。若手選手は千葉・鎌ケ谷に戻り、数日間の練習が予定されているが、チームとしてのシーズンは実質終了。投手で3勝無敗、打者で3本塁打を放った大谷だが、指揮官は「負けてないと言ったって、点を取られて逆転してもらってるのでは…。マー君のチームを勝たせているというのとは違う。そこに行かなきゃダメ」。最後まで辛口で、オフへ向けて引き締めた。

 キャンプ最終日、栗山監督は大谷に直接伝えた。「チームを勝たせろ」。来季は投手の比重を大きくし、先発ローテーション入りしてもらいたい考え。背番号11の先輩ダルビッシュや、楽天田中のように、圧倒的な存在感で勝利に貢献することを期待した。

 大谷もすでに、自覚は十分。プロ入りして初のオフを迎えるが「精神的にも、体力的にも成長したい。キャンプよりも体作りに時間を使える」と、精力的に動くつもり。「来年が勝負。今年は最下位になってしまったし、勝つことが大前提」と、指揮官の思いを感じ取っている。

 キャンプイン直後の来年2月8日には、紅白戦で斎藤と投げ合うことも決まっている。「そこに合わせるつもりでやっていければいい」。チームの先輩にだって、負けるつもりはない。【本間翼】